糖尿病と「動脈硬化」

中高年の健康問題は、糖尿病以外にも「高血圧」といった様々なものが存在しますが
それらの症状の結果として引き起こされる症状に
人体へリスクが非常に大きい「動脈硬化」という症状があります。

そして「高血糖」の状態は、他の疾患に比べて
動脈硬化を招く、非常に大きな要因となることが分かっています。

「動脈硬化」とは

「動脈硬化」とは、血管の内部の壁(血管壁)が厚く・硬くなってしまった状態であり
その分、血液が流れる空間が狭くなってしまっている症状です。

そして、この血管が厚く・硬くなってしまう要因となるのが血液の”質”になります。

流れにくい血液と流しにくい血管ができてしまう

血液を流す際に、血管に負担がかかることによって
その負担に耐えるために、徐々に血管が厚く強化されていきます。

この繰り返しが、動脈硬化に陥ってしまう根本的なメカニズムです。

そして血管に負担を与える血液というのが、いわゆる「ドロドロ」に汚れた「流れにくい」血液です。

このドロドロの血液の原因となっているものが、血液中の成分の「濃度の濃さ」であり
血糖値が高い人は、そのまま血液のブドウ糖濃度の濃さが
血液の濃度を高めることに非常に大きな影響を与えています。

健康な血液と、汚れた血液の違いは、あらゆる面で
「ブラックコーヒー」と「カフェオレ」の違いと似ており
「何も入っていない」コーヒーに比べ、「砂糖や、ミルクを加えた」カフェオレは
糖分や乳脂肪分の影響によって「ねっとり」としていることが分かると思います。

極端な例ですが、それと同じことが”健康な人の血液と高血糖患者の血液の差”です。

そしてこの例からも分かる通り、動脈硬化の原因となる「血液の汚れ」というのは
ブドウ糖の濃度だけではなく、過剰な血中脂肪やコレステロールも含まれており
「高脂血症」という疾患も、動脈硬化を招きます。

致命的な症状を招く鍵となってしまう

動脈硬化の進行は、いずれ必ず

  • 高血圧(細くなった血液の通り道に、ドロドロの血液を流すため血圧が高まる)
  • 血栓(汚れた血液がの内側を傷つけ、出血した血が固まってしまったもの)

といった「新たなリスク」を孕んだ症状を招きます。

そして、動脈硬化の最も恐ろしい点は「脳卒中」や「心筋梗塞」といった
命に関わる・致命的なトラブルを引き起こすことです。

糖尿病患者の半分以上に、動脈硬化の症状が見られると言われ
その相関関係は、間違いないものであり
糖尿病を予防することは、動脈硬化を予防することでもあるのです。