「食生活」による高血糖の予防と血糖値の改善の基礎

人間の体を構成している、骨・筋肉・内臓・血管等の”全て”が
食事をするによって摂取する、「栄養素」が素になって生成されます。

その栄養素を摂取するための習慣が、「食生活」です。

食事から摂取する栄養素は、

  • 人間が行動する際の「エネルギー」となる要素
  • エネルギーが足りないときに燃やす要素(中性脂肪等)
  • 様々な期間を構成する「細胞」を作る要素

主に以上の3つの働きがあり、その全てを円滑に機能させることが食事の目的です。

そして、この食事は「血糖値を上昇させる」という
糖尿病に最も影響を与える変化を体に招きますが、
血糖値の上昇は、体にとって必要なものでもあります。

以上に挙げた、体を構成する要素を邪魔することなく
血糖値が上昇しないよう、下げやすいように食事をしていくことが重要になります。

糖尿病予防のための食生活

高血糖の改善・糖尿病予防のための食生活を意識し際に
最も重要な成分が、「糖分」あであることは間違いありません。

しかし「糖分の摂取」以外にも、血糖値の上昇に関わっている
食事に関する要素があり、それら全てに配慮することが大切です。

注意すべきは「砂糖」だけではない

高血糖患者に対する治療で、最も初期の段階に指示されることになる「食事療法」
食事の摂取量と、それに付随する栄養素の摂取量の制限になります。

基本的には、”今まで”よりも食べる量を減らし
その中でも特にブドウ糖に変化する、「糖分」の制限をかけられますが
そもそも砂糖を含んだ甘い食べ物だけが、血糖値を上昇させる要因になるわけではありません。

「炭水化物」に関しても、唾液や胃液によって「デンプン」に変換され最終的に「ブドウ糖」に変換されます。

血糖値を上げる要因は、「甘い・砂糖を含んだ食べ物」だけではありません。

またお酢が利いた「すっぱい」ものや、舌がしびれるような「辛い」ものにも砂糖は使われていることも多く
「味覚」だけでなく、食材・料理を構成している栄養素に敏感になっている必要があります。

「食後血糖値」の状況を意識する

食事を摂取することによって、基本的に誰であっても血糖値が上昇することになります。

この食後の血糖値を「食後血糖値」と呼びますが、
この食後血糖値を下げるために、「インスリン」が分泌されることになります。

しかし高血糖・糖尿病患者は、このインスリンによって血糖値を下げることがうまくできず
食後時間が経った後でも、食事が関係ないシーンでも、血糖値が高い状態がずっと続くことになります。

稀な症状にはなりますが、急激な血糖値の上昇によって引き起こされる危険な状態である
「高血糖浸透圧症候群」という急性の神経障害は、特に命に関わる非常に危険な症状です。

こういったことからも、高血糖患者の食べすぎは「絶対に厳禁」になります。

基本的な節制は必ず必要

糖尿病患者の中には、間食の習慣や飲酒習慣があった人の
割合が高いことはデータからも明らかであり、納得のいく事実です。

こうした余計な習慣は直ちに止めるべきであり、夕食を抜いた・食べる量を減らしたからといって
それらの習慣を放置することは、高血糖の改善の遅れや高血糖の促進につながってしまうことも考えられます。

基本的には「やめる」ことを心がけましょう。

そして予防とは、血糖値が上がる前にするものであり
食習慣は、その最初の「一歩」と考えて取り組みましょう。